26日午後9時すぎ、松江市の宍道湖を航行していた旅客船の乗客から「浅瀬に船が乗り上げて動かない」と警察に通報がありました。
境海上保安部が現場に向かったところ、宍道湖の東側の岸から20メートル余り離れた地点で、長さおよそ12メートル、総トン数19トンの旅客船が深さ1.6メートルほどの浅瀬で座礁しているのが確認されました。
船には乗客9人と乗組員4人のあわせて13人が乗っていましたが、旅客船が手配した別の船で全員救助され、けがをした人はいませんでした。
船への浸水や、油の流出も確認されていないということですが、船は現在も座礁したままで海上保安部が今後の対応について検討しています。
海上保安部によりますと、船はナイトクルーズのため26日の午後7時ごろ港を出て、宍道湖を西から東に航行していたということです。
当時、現場付近は晴れて視界はよく、風や波もなかったということで、海上保安部は船長に話を聞くなどして座礁した詳しい原因を調べています。