ロシア政府は北方領土の歯舞群島の一部、貝殻島にある灯台の修理を行うとして、今月15日から貝殻島周辺での日本漁船の操業を停止しています。
これについて無所属の鈴木参議院議員は30日、ロシア外務省の高官から灯台の修理は8月3日に終わる予定で、その後安全状況などを確認してから、操業の再開をいつにするか決める手続きを行うと言われたことを明らかにしました。
ロシア側は、日本側の要請に基づいて灯台の修理を行うとしていたことから8月3日に修理を終えるとしたロシア側の今後の対応が焦点となります。
鈴木議員のロシア訪問をめぐっては、林官房長官が「ロシア全土に渡航中止勧告以上の危険情報を出しており、どのような目的であれ渡航をやめてもらうよう国民に求めている」と述べています。