群馬県吉岡町のトラック運転手、鈴木吾郎容疑者(69)は、ことし5月、伊勢崎市の国道で酒を飲んだ状態でトラックを運転し、2台の乗用車に次々と衝突して2歳の男の子と26歳の父親、それに53歳の祖父の3人を死亡させたなどとして、危険運転致死傷の疑いで逮捕され、22日検察庁に送られました。
警察によりますと搬送された病院で、容疑者の血液から基準値を超えるアルコールが検出されていますが、その後の捜査関係者などへの取材でトラックの中にアルコール度数が20度と25度の220ミリリットルの焼酎の空き容器が2つ残されていたことが分かりました。
周囲を走っていた車のドライブレコーダーの情報などから、急加速や急ハンドルなどの危険な運転も確認されているということです。
会社で行われた運転前のアルコールチェックでは容疑者に異常はなかったということで、警察はチェック後に酒を飲んだとみて詳しいいきさつを調べています。