上皇ご夫妻は、静養のため22日から長野県軽井沢町に滞在していて、23日は午前10時すぎに町の北西部にある「大日向開拓地」を訪ねられました。
浅間山のふもとに広がるこの開拓地は、戦前に旧満州、今の中国東北部に移り住み、戦後の混乱や迫害を耐え抜いて帰国した人たちが切り開いた地域です。
お二人は、手をつなぎながら、キャベツなどの高原野菜が栽培されている畑を散策されました。
あぜ道に入ると、上皇さまは「キャベツがよく育っているよね」などと話されました。
そして、上皇后さまが雲が広がる中に晴れ間が見える方を向いて「真っ青な空ね」と話されると、上皇さまは「そうね」と応じられていました。
上皇ご夫妻は、8月29日まで軽井沢で静養される予定です。