成田空港会社によりますと、ことし1月から6月までの半年間に国際線を利用した外国人の数は1064万人あまりでした。
去年の同じ時期と比べると47%、コロナ禍前の2019年と比べても16%増えてこの期間としては初めて1000万人を超え、1978年の開港以来最も多くなりました。
記録的な円安を背景に比較的距離が近い韓国や台湾などのアジア線が好調だったことが主な要因だということです。
一方、日本人の国際線利用者は円安や航空運賃の高止まりの影響などで2019年の半数あまりのおよそ355万人にとどまり、全体では1547万人とコロナ禍前の水準には戻っていません。
成田空港会社は「今後の為替の動向を見守りながら、日本人の国際線利用の伸びに期待したい」としています。