25日4時15分ごろ、川崎市幸区河原町の県営団地で、6階の部屋の玄関ドア近くの窓にかかっていたすだれと、近くに止めてあった自転車のタイヤの一部が焼けました。
すだれから火が出ているのを見つけたこの部屋に住む女性が風呂の水をかけて消火し、けが人はいませんでした。
この団地では8月12日と23日にも部屋の前の段ボールやプランターなどが焼ける不審火が2件起きているほか、周辺でも半径550メートルほどの範囲で公園のベンチやごみなどが焼ける不審火が5件起きています。
捜査関係者によりますと、これまでの不審火の一部については、横浜市で起きた強盗未遂事件で8月22日に逮捕された56歳の容疑者が関与を認めているということで、警察が関連を調べています。
一方、容疑者の逮捕後も8月23日、25日と県営団地では不審火が続いていることから、警察は火をつけた疑いがある人物がほかにもいるとみて捜査するとともに警戒を強化しています。