四万十町によりますと、8月31日の朝、四万十川にかかる「里川沈下橋」の全長およそ84メートルあるコンクリート製の橋桁のうち、12メートルほどが橋脚だけ残してなくなっているのが見つかりました。
管理する町は橋を通行止めにしていますが、近くにはほかにも橋があり、生活への影響は小さいということです。
この沈下橋は2008年に国の登録有形文化財に指定されましたが、6年前にも同じ部分が流される被害にあっていて、おととし修復工事が完了したばかりでした。
四万十町内では川の上流の地域で、8月26日から31日までに平年の8月1か月分の雨量にほぼ匹敵する401ミリの雨を観測していて、町はこの大雨で川が増水し橋桁が流されたとみています。