JR東日本は、鉄道車両の車輪に車軸を取り付ける作業で、数値の改ざんなどの不正を行っていたほか、子会社の「総合車両製作所」でも全国27の鉄道事業者から委託された作業で改ざんを行っていたことが明らかになっています。
また、9月には、走行中の東北新幹線で車両の連結部分が外れるトラブルも起きました。
一連の問題について、JR東日本の喜勢社長は8日の記者会見で「多くのお客様や関係者にご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわびを申し上げる」と述べて陳謝しました。
そのうえで「品質管理の徹底という点で過信があったことは残念ながら認めざるをえない。提供するサービス全体の品質管理の問題として捉え、厳しい教訓とする」と述べました。
喜勢社長は、すべてのグループ会社のトップを集めた会議を近く開き、コンプライアンスの徹底を行うと説明しました。
また、社員研修についても不正を踏まえた内容に変更し、グループ全体で再発防止に取り組むとしています。