自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、岸田総理大臣は15日、「政治刷新本部」の最高顧問を務める麻生副総裁や菅前総理大臣らと個別に会談し、意見を交わしました。
本部は16日、岸田総理大臣も出席して、すべての所属議員を対象に会合を開き、派閥改革などの議論を行います。
そして、今月26日に予定される通常国会の召集までに中間的な取りまとめを行う方針です。
一方で、本部のメンバーに入っている安倍派の複数の議員側が、派閥からパーティー券収入のキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載していなかった疑いがあることが分かっています。
安倍派は、検察の捜査の進捗(しんちょく)も踏まえ、派閥と所属議員側の収支報告書を訂正する方向で調整を進めていて、キックバックの金額などについて確認を急いでいます。
また、今回の問題を受け、派内には「幹部は責任をとって交代すべきだ」とか「解体もやむをえない」といった意見もあります。
そして、中堅・若手を中心に、幹部に対してこれまでの経緯や今後の対応を説明するよう求める声が出ています。