佐渡トキ保護センターに設置された施設はプレハブを利用して作られ、換気設備にはウイルスを除去するフィルターが取り付けられています。
今後、トキを入れるケージなどが内部に設置される予定で、鳥インフルエンザが流行した際に繁殖に必要なトキが感染しないよう最大で3羽を収容することが出来ます。
佐渡トキ保護センターによりますと、トキは全国6か所で飼育されていますが、鳥インフルエンザから守る施設の設置は全国で初めてだということです。
環境省佐渡自然保護官事務所の篠崎さえか首席自然保護官は「これまで佐渡市内で鳥インフルエンザが発生した場合、トキを使っていないケースで隔離してきました。きょうからはこの施設を活用していきたいと思います」と話しています。