東海道新幹線では、今月22日、愛知県内で保守用の車両どうしが衝突して双方の車両が脱線し、浜松・名古屋間で終日運転を取りやめたため、およそ25万人に影響が出ました。
この事故では、線路に敷く石を積んで散布する車両が別のタイプの保守用車両に追突していて、JR東海では追突した側の車両について当面、東海道新幹線での運用を停止することを決めました。
この車両は東海道新幹線では5編成あり、すべて使用を中止するということです。
このため当面は線路のレールや枕木を支えている石の交換作業が行われなくなりますが、新幹線の運行には支障がないとしています。
JR東海は、今回の追突の原因について、「ブレーキ操作が行われたものの何らかの原因で減速できなかった」という見解を示していて関係者への聞き取りや車両の調査を行い、事故原因の特定を急いでいます。