2日午前9時半すぎ広島市中区中島町にある中島土谷クリニックから「薬品を混ぜていて塩素のようなものが発生し、30人ほどがせきこんでいる」と消防に通報がありました。
消防やクリニックを運営する医療法人によりますと、当時クリニックの中にはおよそ140人がいて、全員外に避難したということですが、このうち看護師と患者合わせて9人が体調不良を訴え、近くにある別の病院で治療を受けています。
全員、回復に向かっているということです。
このクリニックは透析治療などを専門に行っていて、警察や医療法人によりますと、スタッフが透析の機械の消毒液を補充する作業を行っていたところ、何らかの原因で手順を誤り、別の種類の消毒液が混ざって塩素ガスが発生したとみられるということです。
警察は、クリニックのスタッフから話を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べています。