検討委員会は甲府市大津町に建設が予定されているリニア中央新幹線の新駅周辺のまちづくりを考えようと市が開き、大学教授や公共交通の関係者など8人の委員が参加しました。
はじめに市の担当者が新駅について、仕事で移動するために使う人が多いと想定される一方で、外国人を中心とした観光での利用も見込まれていることなどを資料を示しながら説明しました。
そして、新駅周辺の整備にあたり、検討すべき内容も議論され、委員からは甲府駅や富士五湖地域など新駅から周辺地域に移動する手段の確保やリニア開業をきっかけに山梨県に拠点を移す人を増やすため、地域の魅力を向上していく取り組みが重要だとする意見などが出されました。
JR東海は先月、リニア中央新幹線の開業時期を「2027年以降」に変更していて、甲府市は委員会での検討を踏まえた新駅周辺の基本的な整備方針を来年度中に策定する予定です。