日本クレー射撃協会は東京オリンピックの後、次のパリ大会に向けた選手強化の一環として選手の海外派遣を支援するために協賛企業から支援金を募る事業を始めました。
協会関係者によりますと、この事業で集まった合わせて240万円の支援金の一部がトップ選手が参加しない非公式の大会の賞金や協会職員の臨時給与に充てられるなど、不適切に使用された疑いがあるということです。
また、支援金については協会とは別の団体の口座に振り込むよう指示されたケースもあるということです。
この問題を巡っては去年、協会の不祥事を告発する匿名の文書がJOC=日本オリンピック委員会に届き外部の弁護士による調査の結果、こうした不適切な行為が確認されたということで、協会が今後の対応を協議しています。