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東京 千代田区 官製談合事件 対象工事の1つで落札率99%超に

時間: 25/01/2024ソース: 匿名現在の場所 >>文章

千代田区議会の元議長で、24日に議員を辞職した嶋崎秀彦容疑者(64)と、千代田区の元担当部長、吉村以津己容疑者(61)は4年前(2020)に行われた区立小学校と幼稚園の改築工事の入札をめぐり、入札に参加する業者の数や最低制限価格に近い価格を事前に2つの業者に伝えたとして官製談合防止法違反の疑いで逮捕されました。

これまでの調べで、業者側から依頼を受けた嶋崎元議員が、吉村元部長を通じて入札情報を聞き出して業者に伝えていたことがわかっていますが、対象となった2件の工事のうち1件は、その業者を含む共同企業体が予定価格の99.8%にあたるおよそ6億6900万円で落札していました。

警視庁は、議員からの情報でほかの業者が参加しないことを事前に把握し、予定価格に近い価格で落札したとみています。

一方、もう1つの工事には、3つの共同企業体が入札に参加しましたが、落札した企業体の入札額はおよそ6億8500万円で、工事の最低制限価格に極めて近かったとみられています。

警視庁は24日夜、区役所を捜索するとともに業者側から見返りがなかったのかどうかなど癒着の実態を調べることにしています。

警視庁は、2人の認否を明らかにしていません。

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