去年6月、八雲町の国道で青森県の養豚会社「日本クリーンファーム」が運行するトラックが対向車線にはみ出し、衝突した都市間バスの乗客と運転手合わせて4人が死亡、乗客12人が重軽傷を負いました。
この事故で、トラックの運転手も死亡しましたが、警察によりますと、安全運転管理者にあたる社員と上司の部長は、事故の前日に運転手から体調不良の訴えを聞いていたにもかかわらず、当日、運転業務を交代させるなどの対応をとっていなかったということです。
運転手は、事故当時、心筋梗塞を起こしていたとみられるということです。
警察は、運転手が体調不良で正常に運転ができる状態ではないと認識しながら運転をやめさせず、事故を引き起こしたとして、養豚会社のいずれも50代の安全運転管理者と上司の部長の2人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。
警察の調べに対し、2人は容疑を認めているということです。
また死亡したトラックの運転手についても過失運転致死傷の疑いで容疑者死亡のまま書類送検しました。