懲戒免職になったのは、代々木警察署の地域課に勤務していた56歳の警部補です。
警視庁によりますと、ことし6月代々木上原駅前交番で勤務中に、無関係の施設に立ち入ったとして事情を聞いていた20代の女性に対し、床に押さえつけるなどの暴行を加えたとして逮捕され、先月、起訴されていました。
警部補は、いすに座っていた女性が立ち上がった際に暴行を加えたとみられ、調べに対し「女性が無言で立ち去ろうとしたので、交番から逃げ出してしまうと思った。頭に血がのぼってしまった」などと供述しているということです。
警視庁は「都民の安全を守るべき警察官としてあってはならない行為であり厳正に処分した。適正な職務執行を徹底するとともに信頼回復に努める」とコメントしています。